四万十川 金澤均

曲『四万十川』の産みの親は僕ですが、育ての親は金澤均です。
彼の切ないアレンジが僕と四万十川を生かしました。
NHKドキュメント20minで歌えたのは彼のお陰だと思ってます。
お互い30代の頃に出会いました。
佐野雅巳からの紹介で会いました。四万十川をCDにしたいからアレンジ、ギターをお願いしたのが今から30年前長い付き合いですわ。第一印象が何かインテリで距離感じました。とっつきにくい感じかな？
そして8年の歳月が流れてやっとこさレコーディング、その間何度か連絡はとりあいました、他愛のない会話（笑）

そして出来たのがこの水色のCDなんです。
彼のアレンジは僕を知り尽くした物悲しい感じ、最高な哀愁を演出してくれました。最初のイントロから川をイメージできましたよ。詩を良く読んでるのがわかります、素人の僕を理解して無理ない仕上げ方。歌い上げるのは無理と判断したのでしょう。
途中の間奏が雄大さだして、ボーカルをうまくカバーしてます。ボーカルの良いところ引き出す天才だよ。
常々彼はボーカルが生きる演奏と言ってます。前に決して出ないバランス感覚が最高。
少し褒めすぎたかな？（笑）でも真実。
出来たCDを僕は色んなレコード会社に送りました。コロンビアレコードだけ、不合格の通知来ましたよ、他は何もなし
下北沢のバンブーオブチキンを輩出した、インディーズレコード屋さん、ハイラインレコーズに持ち込んだら見事置いて貰えました！しかししかし１枚しか売れなかった、世の中あまくないよね（笑）

しかしこの楽曲が何年後にNHKに出るなんて金澤均は思わなかっただろうにな、
でもあなたのおかげで少しだけ世にでました。

またこの曲で涙する人がいるのですよ、金澤さんのアレンジが届いたんですよ
これからどう育つのでしょうか？俺も金澤さんもわからないね？

ただ俺は歌い続けます
一生涯

金澤さんの切ないアレンジをもっと歌いこなさないとね。


ゆめ　　紅白

ありがとう金澤さん、そして佐野雅己さん