2020年 08月 15日
「淳子さんまだやってるからね」 |

このポテトのキッシュ確か2008年頃かな?その当時のスタッフ淳子さんが開発したんだ。
キッシュロレーヌ、カボチャのキッシュもそうだった
淳子さんは革命をモンマスティーに起こしてくれた。メニュー開発、経営、清掃、
初出勤の時に彼女はその日時給要らないから掃除だけさせてくれと言ってきた。まあ奇跡のような衝撃うけた。みるみるうちに綺麗に掃除してくれた。
それから彼女との本格的な店作りが始まりました。メニュー見直しキッシュを大幅に増やしました。紅茶も氷で冷やすようにしたのもこの頃でした。
売り上げは家では管理するようにしてましたが、店でも管理、予算作りそれを目標にやりました。全て彼女の助言です。
今も同じように続けてます。
衛生管理も手掛けました。
しばしば叱られたかな(笑)
改革すすめたらジワジワ売り上げ上がってきました。
なんとなく商売になるかな?と思わせる夏でした。花火大会思い切り彼女働きまさした。キッシュキッシュキッシュ
懐かしい
ここで事件がおきました。
彼女が買ってきた鉢植をお客様が過って割ってしまいました。
彼女はそのままにしておいてなんとかするからと、僕はその花を捨てて新しく同じような鉢植を買いました。
そしたら彼女はそれから居なくなりました。『壊れた鉢植は仕方ない、でも花は生きてるそれをごみ袋に捨てたのが悲しい。
お金出して解決しようとする精神が許せない。生きてる花はお金では帰ってこない。私が想いがあって買った花でした』と手紙を残して。
それから彼女の姿はモンマスティーにはなかった。
でも辛かったけど大切な事教えられました。ものを大切にする
。戻って来ない彼女を何度悔やんだか、やってしまった事は帰って来ない。1年は引きずりました。もう辞めようかと思ったりしました。もうあかんなと考えたとき、このポテトキッシュ焼いてました。ポテトキッシュは続けてくださいお願いだからと叫んでる様なきがしました。
売り上げ管理ノートを彼女が作ってくれた時、ノートを前に一人で泣きました。泣きじゃくる俺でした。後にも先にもあんなに泣いた事はなかった。
ポテトキッシュ焼き上げたら何かが見えました
続ける為には何が必要か?
改革を考える事がヒントでした
売れない時何故か?それでした
売れないから試行錯誤始りお客様が見えてくる。彼女はそれがしたかったんだ。売れないからすぐ諦めるのでは無くてそこがスタートなんだよと、ポテト、カボチャ、ロレーヌを彼女は料理評論家の山本益博さんに何度か食べてもらいどうしたら美味しくなるか聞いてました。
凄い勢いで聞いてました、必死に。山本さんは丁寧にヒントくださいました。今もそれはやってます。
キッシュ残ったら切って地味にサンプルとしてお客様に配りました。ジワジワ売れるようになったのです。
ポテトキッシュは今では一番数を焼いてます。売れてます。粘り勝ち。
幡ヶ谷のモンマスティーとナルカフェコラボ店のオープニングスタッフとして彼女は手伝った時にナルカフェの浜口大介社長が言いました。淳子さんが居るみせは潰れないと
彼女は今名古屋で子育て奮闘中です。夜中にメールしたら昔みたいに叱られました。常識身につけなさいと、
あれから12年一回り過ぎました。
モンマスティーは今日もポテトキッシュ焼いてます。
ありがとう淳子
by monmouth
| 2020-08-15 10:17