2019年 05月 21日
「この電柱物語」 |


商いはリピーターが大切です。お客様がどう感じてるか気になるものです。また来よう、もう二度と来るか!様々なんだよ。
モンマスティーからドトールコーヒーに向かう電柱の前でお客様はどう思うかが決まります。僕はこの電柱でお客様がどんな表情してるかでモンマスティーの価値が決まると思う。
モンマスティーは仲間意識ファミリー的なイメージあり、何度か来たお客様でも入るとき勇気がいるみたいです。
僕はそんなお客様をとにかく観察して何を考え、求めてるか察します。それが一番大切な仕事。メニューを見る目、注文する顔、待ってるときの感じ、スマホみながらの感じ、それを総合してドリンク渡すときに僕は決めます。静かに渡す。元気に渡す。おちゃらける。真面目に。
どう渡すのがお客様が心地よいのか判断するのです。その場でのお客様の愛想笑いではなくて、電柱の辺りで決まるのです。美味しい美味しくないではなくお客様深層心理です。
人はみな悩みの中で生きてます。僕はそんなもん解決出来るすべありません。でも小さな小さなミクロの世界で変えて行きたい気持ちが商いだと思います。モンマスティー飲んで元気になりました。美味しくて幸せでした。そんな言葉では表せないものが店には染み付いてないとお客様は来ません。正解を見つける旅をしてるのです。経験者は正解を知ってます。それを教えてもらってもなんにもならない、たどり着くまで試行錯誤、小さな積み重ね。そして何より教えた本人が成長しない。だから僕は教えないのです。
答えは、電柱にあるから。
by monmouth
| 2019-05-21 10:54