2017年 12月 19日
「モンマスティーとある学生」 |


モンマスティーが開店一年目ロン毛のある男が来ました。「どこで働いてるの」が最初の言葉でした。奴は学生、人と話すのが苦手、千駄ヶ谷でモンマスティー以外では話さなかったみたい(笑)
それから奴と良く語りました。スタッフにもなってくれました。怒鳴り散らしたこともありました。本当の息子だと思いました。変わり者でしたが、奴を悪く言う人は居なかった。控えめで、人とコミュニケーション取るのは本当に下手くそ、気がつけば俺の後を金魚の糞みたいについてきやがった(笑)一旦千駄ヶ谷離れたけど、やっぱり戻ってきたんだ。
2012年モンマスティーもう無理やめようとした時。關かずひろが言った「あいつの居場所奪っていいのか?」ひどく怒られた。俺は借金に借金を重ねた、意地でも続ける。
奴は税理士目指してました、税理士は5科目受からないとなれません、初年度1科目受かりました。でもそこから五年間地獄が始まりました。全然受からない。モンマスティーも同じく地獄でした。お客様来ない借金が膨らむ。
2014年やっと1科目受かりました、それから毎年1科目づつ受かりました、そして今年最後の1科目受かり税理士先生になりました。
そして奴はユリちゃんと仲良くなったのをきっかけに仲間ができたのです。凄い成長、そこには僕は居ない若者の仲間だから。
モンマスティーも2013年メディアヒルナンデスにでてから変わりました。
奴の歴史と同じように。コツコツコツコツ1科目づつやったみたくお客様を大切に重ねていきました。
奴に教えたのではなくおしえられたのです。
学校卒業して親に逆らい就職しないで不器用に不器用に、アル中になりながら、毎日毎日俺に会いに来たんだ。寂しそうな、辛そうなでも何も声はかけなかった。言葉はいらんから。くだらない話だけ。
モンマスティー今の繁栄は奴に助けられたんだ。お客様として、スタッフとして悲しみを一緒に乗り越えた。ごめん涙が出てきた…
こんな想いをかいたら涙がとまらん。少し待って下さい。
ごめんなさい。
これからどんな時も今を忘れないよ。出会った若者には教えないとな、言葉でなく背中で、奴は背中で教えられるよ。
税理士になったら資格とるより難しい事ばかり。でも優しさだけは忘れるな、どんな人にも愛してるやれ。
親切が成功の一歩なんだ。
良くやった、
追伸モンマスティー借金無くなった。
奴とおなじように資格合格したんだよ。
立場は同じだよね。
でも死ぬほど勉強したあなたには負けますよ苦難はまだまだモンマスティーにもあるさ。
でも奴と俺後ろは振り返らなかった。だからだから今がある。だって前しか向かないと泣いてしまいそうになる。
前だけ、前だけ、
後ろ見るのはくたばるときさ。
by monmouth
| 2017-12-19 12:48
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