「予約」

昔の話です。
キッシュの予約が入りました。直接店に来て予約受けました、その時受けたスタッフは明日の夜８時と、
僕はキッシュ作りました。８時になっても９時になってもお客様はあらわれませんでした。スタッフは電話番号聞くのを忘れてしまい連絡とれませんでした。
スタッフにどんな人か聞きましたがわかりませんでした？名前はありましたがやはりわかりませんでした？
スタッフは間違いなく明日だと言いました、
しかし僕は勘違い有ると思い次の日も焼きました。やはり来られませんでした。
スタッフは焼く必要ないと言いましたが、また次の日焼きました。そしたらお客様来られました！僕は本当に嬉しかった。それからそのお客様は度々モンマスティーに来られました、もちろんこの経緯は話してません。二日間のキッシュは無駄になりましたが、スタッフに大切な事を教えられてまた商売とは何か？絆が出来ました。
勿論そのスタッフに一言も文句は言わなかった。
店であるトラブルは責任は僕にあるからです。
だれが悪いか、警察ではないから犯人探ししても仕方ない。大事なのはトラブルを武器にしないと、バネではなく武器にするのです。
失敗は成功の元なんて言いますが、失敗を恐れてたら商売なんてできません。
昔フィリップモリス時代坂田部長に言われました、営業は断られたとこから始まると
女を好きになり告白してフラレるやはりそこからはじまるのです。
そこから何を考え何をするか、前を向けるか、優しくなれるか。

優しくなれないと商売やる資格はありません。優しくないとお客様の気持ちがわかりません。
古い古い話のなかで僕は覚えました。
因みにその時のスタッフは今もモンマスティーに遊びに来てます。たぶんあの事有ったからかも知れません。そんなもんですよ

優しくないと

商売できないから。

優しく？僕は今もわかりませんね。